最近、家族で過ごすことが多くなりました。
母のお困りごとを手伝ったり、お茶とおしゃべりを楽しんだり、一緒に出掛けたり・・・
息子たちが帰ってきたり、私が会いに行ったり・・・お嫁さんとヨーガをしたり、ご飯を食べたり・・・
マーゴたちとお散歩したり、絵を描いたり・・・
オットーと語り合ったり、家の手入れをしたり、コンサートに行ったり・・・何かの問題を解決したり・・・
そのすべてが家族のヨーガです。
ヒトの営みの中に在り、関わり合っていることに、かけがえのない学びがあると感じています。
・・・・・・
ヨーガはスタジオのクラスだけで展開されるものではありません。
あなたに合ったヨーガを暮らしの中で、誰かに披露することなく、個人的な体験として行うと、奇跡的な変容を遂げるでしょう。その奇跡は、刺激的なものではなく、むしろ刺激を減らす穏やかなものです。
ヨーガの哲学書を読むだけでは何も始まりません。
ヨーガは情報ではなく、実践です。
ある程度の年月をかけ、日常の実践を行うと、いつも感じていた心風景が変わってくるでしょう。私は、何気ない日常が…家族で過ごせることが…どれだけ愛おしいものかがわかるようになりました。
「わかったつもり」から、まだ深く、まだ深く、きっと今も旅の途中です。
しかし、必ずしも、家庭円満が必須と言っているのではありません。
自分に合ったヨーガをすることで、自覚していなかった本音に気づき、人によっては、家族や友人と別れが生じることがあるかも知れません。もしくは、現状を客観視しながら、人生のバランスをとり、家族のカタチが少しずつ変わっていくのかも知れません。
どんな状況であれ、少なくとも、自分なりの「納得」が大切なのだと思います。
日常こそが学びの場です。
ヨーガはただの体操ではありません。身体を動かすことは、シンプルに気持ちが良いものです。しかし、哲学的なエッセンスの入ったプラクテイスを取り入れると、それは体操ではなく、完全なヨーガになります。
いつも感動するのは、皆さんは、本当は「知っている」ということ! まだ目覚めていないだけなのです。
・・・・・・
さて、来年の春、私たち家族でヨーガチームを作って、加古川に新しくコミュニテイヨーガを誕生させる予定です。
また、お知らせするので、できたらぜひお越しくださいね。
朝霧カタツムリ