何十回と往復したこの道。
オットの運転する車の助手席ではなく、ひとり高速バスに乗って、彼に会いに行く日が来ようとは。
しかし、
バスでのひとり旅は、なかなか良いものだと知ってしまいました笑
普通車より高い目線。
大きくて広い窓。
空も海も いつもと違って見えました。
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一日に二本しかない便は、早朝と夕暮れ時。
お盆前だったからか、乗客数は少なくて、全部で8人ほどだったでしょうか。
みんなそれぞれの世界の内側。車内はとても静か…
なんだか、呼吸がゆったりと深くなるのを感じました。
刻々と暮れゆく中、ダイナミックに、どんどん移り変わっていく空模様。
バスの中で読もうと思っていた本を、家に忘れてきたけれど
少しも退屈することなく、この天体ショーに魅せられて
ただただ心地よさの中に意識を漂わせていました。
お日さまもお月さまも
世界の何処からでも眺められる当たり前を、まだ不思議と感じてしまいます。
誰もが繋がれる この美しさへの感動…
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誰かが言った言葉を思い出していました。
「バスや 電車や 飛行機に 身体やこころを預けて、自分自身を大きく移動させることも、具体的に何かを変えたいときには良いもんだよ」と。
一人の時間も 大切で
この漂うような 柔らかな感覚が
次に、研ぎ澄まされた決断や行動を生み出すことにも繋がることを
経験から、私は知っています。
朝霧カタツムリ