市内小学校の児童クラブで、ヨーガのワークショップをさせて頂きました。
近年の夏は危険すぎる暑さで、部屋で過ごすことが多いので、先生方は子どもたちのために、いろんな工夫を取り入れようとされています。その一つとして、ヨーガを選んで頂いて、本当に嬉しかったです。
実は、もう何年も前から、子どもたちにヨーガを伝えたいと願っていました。
ヨーガは運動として、誰にでも合うように工夫できますし、上手い下手は関係のないものです。ですから、運動が苦手な子どもも取り組むことができます。
自分の身体の一つ一つに意識を向けることで、集中力が身に付きますし、自分という「いのち」をダイレクトに感じる体験になります。
ワークショップでは、アタマのてっぺんから、耳、指の指紋、背骨、太もも、足の裏など、ありとあらゆるところを触ったり、動かしたりします。何人もの子どもたちが「自分の身体を意識したことがなかった!」と話してくれました。
私たち一人一人に個性があり、誰もが大切な存在であることを感じてもらえたら、という想いで言葉を選び伝えました。
子どもたちが、ハートの前で手を合わせ、静かに目を閉じている姿は本当に美しく、愛おしかったです。
「自分自身との付き合い方」を身に着けることができるヨーガは、内面にも良い影響を与えてくれます。
自分自身を大切に扱うことが自然にできるようになるのです。そして、「今」の自分の感情にも気づきやすくなります。
時々、友だちが気になったり、やっていることがおかしくなって笑ったり…
身体がゆるんで、最後は寝てしまった子もいました。
教室で、みんなで寝転がって目を閉じて…
いつか、こんな日があったことを思い出してくれるといいなあ。
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この繋がりを作って下さった明石市議会議員・黒田智子さんに、深く感謝申し上げます。こども財団・明石放課後児童クラブの要望と、カタツムリの事業計画案をマッチングして下さいました。
私の日記(2016年)には「こどもの居場所作り」という文字が残っていました。長くかかりましたけれど、願いが叶った感慨深い一日でした。
朝霧カタツムリ