今、新緑の勢いが目覚ましく、街の中であっても、小さな虫たちの活動を目にすることがあります。
彼らは、授けられた生命のままに、ただ純粋に生きているなあ、と感じます。
私たちニンゲンも同じく、大きな生命の営みの一部です。ただ、マインドを持ち合わせているために、花や虫のように、シンプルに生きることがむずかしいですね。
コロナ渦、全人類が突き付けられた課題を、まるで何もなかったかのように生きるのは、愚かなことだと思います。あれだけ大きな課題を、長い期間、突き付けられておいて、以前のような「心の在り方」ではいけませんよね。
ここまできて、まだ「いのち」「たましい」「こころ」に関わることを避けるのは、無理だというものです。この点が、これからの「運命の分かれ道だ」と言っても過言ではないでしょう。
どなたでもイライラしたり、哀しんだり、怒ったり、気になることで頭がいっぱいになる経験はあるはずです。ですが、苛まれていることを、他人のせい、環境のせいにしたところで、問題は解決しませんし、あなたは成長できません。目先の気分転換で自分を満たしたような気持ちになっても、また異なる事象に苛まれます。いつも同じ場所で足踏みを続けているのと同じなのです。
「いのち」「たましい」「こころ」というテーマに対して、「宗教くさい」「おおげさな」などと言って、観るべきものを観ないでいると、「いのち」「たましい」「こころ」と縁を切ることになってしまいます。本当に無縁でいられるでしょうか。一体、あなたのイライラはどこから生じているのか? しっかりと自分の力で考えなければならないのです。
あなたの中に在るものと正面から向き合い、ちゃんと対話をしましょう。
マインドは悪者ではありません。働かせ方を変えればいいのです。あなたの意識をどんなものに繋ぎ留めておけばいいのか、いっしょに学びましょう。私もあなたと同じ。人生の旅の途中です。
朝霧カタツムリ