今日は朝霧小学校のコミュニティセンターで、地域サークルの年始初の練習でした。
元旦に起きた大きな地震やその被害、飛行機事故……痛ましい出来事に心揺さぶられない人はいないと思います。
昨年6月まで、ここで一緒に練習していた女性が、神戸からふるさとの金沢にお引越しされているので、私もずっと心配しております。
けれども、ここでは、それぞれの想いは想いとして、ただシンプルに「今できること」を「自分のため」にしていきます。
半月ほどお休みだったので、冬の寒さと年末年始の非日常に、自分の身体の輪郭も、内側の感覚も曖昧になっていたことでしょう。
頭のてっぺんから足の指先まで、触ったり動かしたりしながら、ひとつひとつ目覚めさせていくようにヨーガを進めていきました。
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この13年中、少しも変わらなかった私の情熱は「どなたにでもできるヨーガ」をお伝えすることでした。
特に、2014年以降出逢った先生方は、まさにそのことを私に教えて下さいました。「100人いたら100通りのヨーガがある」ということです。
その教えをもとに、私は目の前に座って下さる方々と対話をし、今の練習法に行き着きました。だから、皆さんも私の大切な先生方なのです。
すごそうに見えるポーズはここでは行いません。ヨーガマニアなら、物足りなく感じるかも知れませんが、実は簡単そうに見えて、どのポーズにも繋がっていくような基本が含まれています。皆さんに合うように「分解して」お伝えしているのです。
未経験の方はヨーガのことを「ポーズがむずかしそう」「身体がかたいから私はムリ」と言われますが、きっと何かで目にしたヨーガのポーズを取った人の姿がイメージになってしまっているようですね。
こちらでは、どんな人にでも可能で、身体も心もほっとできて、いのちの心地よさを思い出せるようなヨーガを大切にしています。「心地よさ」が感じられるようになると、「本来の自分」の感覚が目覚めていきます。
そうすると、身体の事だけではなく、抑圧されていたことに対する感情に気づいたり、本当にやりたかったことがわかったり、人生の選択や行動に波及していくものなのです。
これは、私自身が経験したことなのです。だから、わかるんです。誰にでも可能性があることを。
ただ、ポイントがあります。それは、「身体を動かすことから入る」ことです。心技体という言葉がありますが、心を扱うにしても、身体から入ることが順番として良いのです。
私はよく相談を受けることもあるのですが、いくらお話したところで、確かに何か気づきはあるかも知れないけれど、「自分でヨーガをする」ことの方がずっといいのです。アタマでいくら考えても、わからないことをヨーガは教えてくれるから♡
ぜひ、クラスの方にお越しくださいね。
朝霧カタツムリ