今日、ある生徒さんに「あなたなら大丈夫。あとは自分のヨーガを続けてね」と言いました。
その方との出会いは6年前。グループクラスにお越しでした。始めるときから、ご自身にヨーガが必要だと感じておられたのでしょう。おうちで自分のための練習をずっと継続して下さいました。
こちらの都合でクラスの曜日変更をしてしまい、なかなかお越しになることはできなかったけれど、同じ町に暮らしていることもあって、またご縁があるのか顔を合わせることも多く、ほのぼのとした関係が続いていました。
その彼女が、ちょうど一年前、一対一のヨーガにお申し込み下さったとき、私には意外に思えました。なぜなら、何の問題もなく日々をお過ごしのように見えたからです。
ですが、初回の対話でお申し込みの意味を知ることとなりました。彼女は「4つの耳しかない場」というホームページの文言に感じるものがあったそうです。
月に一度、彼女と対話を重ね、今日でちょうど一年。お互いの胸の内を語り合って、それらをヨーガの知恵に照らし合わせ、また自分の暮らしに戻り、ヨーガを継続するという経験を積み重ねていただきました。
初回お聞きした彼女の心を占める「最重要トピックス」が完全になくなることはないにしても、捉え方・向き合い方が変化していることは明らかでした。
ご自身の生き方(生きる方向性・バランスのとり方)を見つけることができれば、それをこれからもご自身に活用できれば良い話で、先生としての私は必要ではなくなったことを感じることができました。それは、とても喜ばしいことです。
口頭だけではなく、読み返せるものをと思い手紙を書きました。
「自分以外の誰かに目が向いてしまうとき、ヨーガをして、自分自身と深くつながり直して下さい。誰かの犠牲になる必要はありません。自分の社会的な役割を果たしながらも、あなたの魂はいつも自由なのです。あなたならきっと大丈夫。私はあなたのことを深く信じています」
私自身も彼女と同じなのです。うまくいく日もあれば、うまくいかない日もある。だからこそ、私はヨーガをしています。自分の力で、自分の真ん中に戻ってくるために。
朝霧カタツムリでは里帰りしたくなったら、連続受講しなくても、お好きなときにお越し頂けるようにもしています。
気負いなく、あなたの素のまんまでどうぞ。
朝霧カタツムリ
(写真はオットの実家の山の栗。季節はたしかに廻っていますね)