わたしは一対一のヨーガの場をとても大切にしています。
なぜなら、それがいちばん現実的な効果をもたらすことを身をもって知っているからです。
わたしはヨーガの核を学んでから、このスタイルを取り入れました。もちろん、グループでの学びも素晴らしいものがありますし、すべての方が一対一で学ぶことが必須だとは思っていません。
不思議なことにわたしは場を開いているだけで良くて、必要な方は自分の魂の成長のために、本能的に扉をノックしてくれるのです。
わたしも含め、ひとはそのとき一番気になっていることを口にするものです。こちらが促さなくても。
もちろん、今までお付き合いのある友だちに話すことでも、問題は解決するかも知れません。しかし、起きる事象が違っても、似たようなつまづきを繰り返すようであれば、今いるその場所から真の成長をするために、ヨーガの核を学んでみませんか。
ヨーガの核を知っている友人(先生)と話をすると、あなたが知りたかった「成長のためのヒント」を得ることができるでしょう。わたし自身も先生のガイドで今ここにいられるように、わたしがあなたに合うようにお伝えします。
一対一の場には、4つの耳しかありません。あなたとわたしの耳だけです。だからこそ、自分に真剣に向き合うための対話が始まるのです。
ひとは自分が「生きる」こと、「死ぬ」ことに本能的に関心があるのです。
苦しみのない人はいません。「ある」と言ってしまうほうが楽です。苦しみがあるのに、誰のためなのか体裁を繕って、何にもないふりをして格好をつけていては、ほんとうの幸せや豊かさを手に入れることはできません。そうしている間に月日が過ぎてしまうのです。
想像してみてください。本当に良い友だちは一方的にあなたの手を引いて、知らないところへ連れて行ったりはしません。普通はあなたの話を聞いて、自分の体験談も話してくれて、「こんな練習法があるから、しばらくやってみて、様子を見てみたら?」と提案してくれるものです。
この普通さがとても大切なのです。
みなさん、歯磨きするのと同じように、自分でヨーガをできるようになります。ある一定期間いっしょに「自分のためのヨーガ」を練習し習得したら、あとは大丈夫です。お好きな時にお越しください。(もちろん、お越しにならなくても良いのです)
ヨーガをすることは「自分のいのちと語らうこと」
だから、わたしの押し付けなどは一切ありません。あなたがヨーガを始めたら、あなたの内側からほんとうの声が聞こえるようになります。
自分でも気づかないうちに、静かに滑らかに楽になっていく人もおられるし、雷に打たれたように(私はそうでしたが)がらりと変化される人もいます。
100人いたら100通りなんです。だって、どのひともこの世でたったひとつの個性をお持ちなんですから。
朝霧カタツムリ